
~前回までのあらすじ~
再び雇止め通告を受けた筆者は労働審判に向けて動き出し、時系列作成や文字起こしをして準備を整えました。
ネットでアポを取ろうとするが・・・
書類データ作成が終わったので、とりあえず法律相談に乗ってもらえる所をネットで探しました。
もちろん法律相談なんて、人生初めての経験です。
皆どこでどのようにアポを取っているのかサッパリです。
ひとまず数件、ネットの法律事務所HPに載っているお問い合わせフォームに、こちらの今の状況と、勝算があるかどうか、法律相談は可能かというメッセージを送ってみました。
しかし、数日経ってもどこからもお返事は返ってこず。
HPに記載の電話番号にかけてみても繋がりません・・・。
相当事務所が忙しいんでしょうか、それともイタズラ電話が多いからなのか・・・連絡ツールが機能していないようです。
・・・大丈夫かこれ。もしかして積んだ?と、ちょっと焦りました。
皆どこから弁護士さんにアポ取ってるの・・・とブログをはしごしてみると、また例の弁護士ドットコムの名前が出てきて、やっと思い出しました。
こちらは無料法律相談だけでなく、依頼する弁護士さんを探せるサイトでもあるのです。
あまり時間もかけていられないので、方々でしたお問い合わせの返事を待たず、そちらからアポを取ってみる事にしました。
弁護士ドットコムでアポ取り

サイトTOPの検索窓から弁護士さんを探せるようになっているので、法律相談をしていなくても弁護士さんを探すことが出来ます。
法律相談をしていた場合は、もし家から近い事務所の弁護士さんから回答が付いていれば、そちらから弁護士さんのプロフィールページに飛んで見積もり依頼をすることも可能です。
筆者もさっそく弁護士さんを数人ピックアップしてみました。
弁護士さんを選ぶポイントとしては以下です。
- 注力分野(不当解雇や雇止め関連は、労働問題専門の先生が良いです)
- 料金体系(法律相談料、着手金、成功報酬金、実費算出方法など)
- 人柄、評判(できれば色々なサイトでレビューをチェックした方が良いです。)
- 家からの距離(オンライン相談が出来る方ならどちらでも良いかも)
ある先生は、ポータルサイトだと料金がよくわからなかったので、とりあえず見積もりをお願いしてみたところ相談だけで1万円かかると言われてしまいました。
実際に依頼した方のレビューを読んでみると、著名で腕の立つ先生のようで、依頼者相手でも結構容赦なく厳しい言葉を投げかける方のようでした。
当時はかなりメンタルがやられていたのと、30代の貧乏庶民が依頼するにはちょっとハードルが高いかなぁと思い、こちらの先生は断念いたしました。
他には、初回相談30分無料、掲載情報がわかりやすいかつ柔和な印象の先生に見積もりをお願いしました。
上の先生と比べるとだいぶ金額に違いがあって一瞬不安になりましたが、レビューを検索してみても特に悪評は見つからず、本当に良心的な先生のようでした。
会社からの裏切りですっかり猜疑心が膨れ上がってしまい、「悪い先生に当たってお金むしり取られたらどうしよう」「金額は安いけど、労働審判で全然結果出せない人だったらどうしよう」とか色々考えてしまいましたが、もう当たって砕けろです。
法律相談に行っても契約するかどうかはその場で決めなくて良いので、とりあえず順番に相談していって、何か違うなと思ったらまた次の先生にアポを取ればいいや、という方針でいく事にしました。

無事アポ取り完了
これでまた返事こなかったらどうしようかなぁ・・・などと思っていると、例の柔和な印象の先生からその日のうちにメールが届きました。(早っ)
メールにはざっくりとこちらの状況を説明しておりました。
不更新条項入りの契約書にサインしちゃったのはやはり懸念点であるとの事でしたが、場合によっては法的に争える可能性はあるとの事で、メール送信から約1週間後、実際に事務所に出向くことになりました。
アポが取れた事で、ようやくホッと一息。
でもまだ安心はできません。
何せ、会社では誰に話しても「あなたは正しい、会社がおかしい」なんてハッキリ言ってくれる人はいなかったですからね。(雇われの身という事を考えれば仕方のないことですが・・・。)
「絶対会社が悪い」という考えと「もしかして自分が社会不適合者なだけ?」という考えが交互に押し寄せてくるような、そんな状態が続いていました。
期待と不安を抱きつつ、法律相談の日を心待ちにしました。

この時はとにかく、一人でもいいから味方が欲しかったです

