
~前回までのあらすじ~
上司Aを怒らせ、雇い止め通告を受けた筆者。
契約終了に合意する内容を盛り込んだ契約書を拒否し、再び連絡を待つことになりました。
上司Aから挑発的なメールが届く
上司Aから、社長と人事Bが話し合いに同席する旨と、その日時を知らせるメールが届きました。
今度は四者面談をすることになりそうです。
メールをよく見てみると、宛名がいつも使っている呼び名でも「さん」付けでもなく、既に部外者だと言わんばかりの「様」付けになっていました。
文章の書き方も、まるで社外の人に宛てたかのような文章表現です。
上司Aはどこまでも筆者をナメてどうしても筆者を退職させたくてたまらないようです。
一応こちらも向こうの書き方に合わせて、丁寧なメッセージを送っておきました。
途中上司Aが不在で、代わりに社長からメールが来ていましたが、社長は「さん」付けのままでした。
さすがに社長だからね。「様」付けてたら変だよね。
でも・・・
筆者「(今度は4人で話し合いができるわけだし、この中で一番味方になってくれそうなのは社長だ。社長だけでも上司Aの論理のめちゃくちゃさに気づいて、こっちの味方についてくれないものか・・・)」
ほんのわずかな希望を抱きつつ、面談の日を待ちました。

四者面談 当日
面談当日がやってきました。
指定された時間の数分前、会議室に入ると社長がすでに待っていました。
上司を交えて仕事の話や雑談をした事は時々ありましたが、普段社長とやりとりをする機会なんてめったにありません。
気まずい空気の中、換気がどうのこうの言いながら、別件で遅れていた上司Aと人事Bを待ちます。
筆者「(何か社長もめんどくさそうな顔をしてるな・・・)」
しばらくすると上司Aと人事Bがやってきました。
四者面談が始まります。
しかし、ここでまた筆者の想定とは違う展開になってしまいました。
てっきり社長や人事Bも話し合いに加わってくれるものと思っていましたが、どうやら社長と人事Bは本当に同席するだけで、上司Aと筆者のやりとりをただ横で見ているだけという異様な状況での面談となったのです。
まるで歴史映画の天皇様ご謁見か何かみたいです。
「下人が上様と直接言葉を交わすなど許さぬわ~~!」
・・・って感じ。

この令和の時代に、ウチの会社は何をやっているのか・・・
・・・まぁ、もしかしたら2人が自力で関係を修復できるのかを見ていたのかもしれませんが・・・。
ひたすら上司Aからの人格否定
社長や人事Bは会話に入ってこない事がわかり、「なんか今回の面談も無駄足っぽいな」と気づき始めました。
そしてその異様な状況と失望からか、途中から涙が出てしまいました・・・。
筆者はそれほど繊細な性格でもなく、わりとメンタルは強い方だと自分では思っているのですが、この時くらいから徐々に涙腺がおかしくなっていきましたね。
一応指摘を受けているのは筆者の人格についてだったので、面談中は反抗的に見えないように言葉や態度に気をつけていましたが、こちらが反省の態度を見せれば見せるほど「ほらね、自分の言った通り」とでも言うように、上司Aの態度は大きくなっていきました。
そして厄介なことに、上司Aは今までの出来事や面談の内容をちょっとずつ盛って話してくるので、こちらがそれを毎回訂正したり「いや、こうでしたよね?」と確認しなければなりませんでした。
しかも結局「全部確認してると時間なくなるから」と強制的に論点を変えてくるので、ちっとも話が進展しません。
最後に上司Aから「何か言う事はありますか?」と死刑囚みたいな質問をされたので、一応雇用継続のお願いと改善する意欲がある事、ついでに上司Aの誤解が強いという事をオブラートに包んで伝え、面談は終わりました。
面談後、会社側で筆者の契約について協議するらしいです。
社長と人事Bは、筆者が涙したことに動揺を見せつつも、とくに意見や質問をすることなく足早に会議室を去っていきました。
人事Bから挑発的なメールが届く
面談後、しばらくしてから人事Bから次回の面談日時のメールが届いていました。
しかも上司Aと同じように、「様」付けで。
やっぱり人事Bも上司と同じタイプの人間でした。
あまり会話したことのない人ですが、普段から愚痴や後輩社員への文句をよく言っていて、見るからに年功序列重視という感じなので、正直あまり驚きはしませんでした。
パワハラ・モラハラに無関心な人事って、何か怖いですね。
従業員に労働審判を起こされるリスク考えたら、もうちょっと人情味のある人に労務管理させた方が会社も安泰なのでは・・・と、余計な心配をしてしまいました。


