
~前回までのあらすじ~
上司Aからの理不尽な叱責に対して反論してしまった筆者。後の話し合いでも上司Aの機嫌を損ねてしまい、2時間もお説教を食らってしまいました。
クビがチラつき始める
上司A「◯◯(筆者)の考えている事がよくわかりました。」
と、全くわかってないのに言い放ち、「社長や人事Bと相談する」と言って上司Aは去っていきました。
いよいよ雲行きが怪しくなってきたので、この辺りからクビという二文字がチラつくようになりました。
筆者「(でも、社長も人事Bも、上司Aが他の従業員ともしょっちゅう衝突しているところを見ているはずだし、わかってくれるはず・・・)」
そんな淡い期待を持ちながらも、やはり不安だったので、念のため帰りの電車などで「不当解雇」「クビ 理由」などと検索するようになりました。
この時、初めて自分が「雇い止め」に遭いかけていることがわかりました。
(「クビ」は、厳密には無期雇用の時だけの言い方で、有期雇用の場合は「雇い止め」「契約終了」と表現するそうです。)
そして「納得できない契約書にサインしてはいけないこと」を知ります。
何もせず相談結果を待つのもどうかと思ったので、反省していることを再度伝えるのと、口頭ではうまく言えなかったことを整理して伝えようと、反省文を提出することにしました。
※労働審判のための証拠集めの3でもお伝えしましたが、反省文の類は労働審判では不利な証拠となってしまう可能性があります。できれば出さない方が、労働審判では有利だと思います。
反省文を上司Aに提出
筆者の場合、指摘を受けた仕事のやりとりを1つずつ挙げて謝罪、どうしたら滞りなく業務が進むかの提案、不快にさせる言動を改めること等を書きました。
内心「明らかに上司Aがおかしいよーパワハラしてくるよー」と叫んでましたが、話し合いでそういう感情が顔に出てしまっていたのかも・・・とも思ったので、反省文ではしおらしくしておりました。
一応、言い訳を言ったり他責的であったりする程度のことで労働者をクビにすることはできない、改善する意欲のある労働者をいきなりクビにはできないという事はリサーチ済みだったので、まともな経営者なら労働問題に発展する前に上司をなだめるなりするはずです。
筆者「(これで本当にクビになっちゃったら、社長にも人事Bにもガッカリだな・・・)」
何度も見直して、完成した反省文をパソコンで上司Aに提出します。
すると上司Aから、いつも通りテンション高めな感じで「確認します」と返ってきました。
そしてその翌日、「1週間後、また会社で契約について話をする」という連絡が・・・。

[番外編]上司Cのお言葉
ちなみに反省文を提出する少し前くらいに、筆者は上司Aより偉い立場の上司Cに相談をしていました。
普段一緒に仕事をすることはそこまでなかったですが、業務でわからないことがあった時に教わるなど、何度かやりとりをした事のある方でした。
人格的にも尊敬できる方です。
その時にいただいたありがたいお言葉が結構胸に沁みたので、ちょっとご紹介いたします。
- 反省することを忘れてはいけない。たとえ相手が悪いと思っていても、反省することを忘れてしまったら自分の成長が止まってしまう。
- 相手と衝突しそうになった時は、自分から引くことも大事。誰も衝突したくてしてるわけじゃないから、相手が何を望んでいるのか見極めることが大切。
- 自分は何十年とこの仕事やってるけど、今でも取引先にお叱りを受けてしまうような事はままある。努力しててもどうにもならない事もあるから、その都度対処していくしかない。

こういう人の部下になりたかったー!!

